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【文化】丸の内キッズジャンボリー3日目〜伝統工芸江戸すだれでコースターをつくろう〜”ちゃんとしたものをちゃんと作る”

2016年8月25日 イベント

キッズジャンボリー3日目は本部スタッフ秋山がお伝えします。
この日は「伝統工芸江戸すだれでコースターを作ろう」ということで、田中製錬所の5代目職人田中耕太郎さんを講師にお迎えして開催しました。

初めに、子どもたちに「おうちに簾がある人いる?」と聞くと、
数人の子が「おうちの窓のところにある!」と答え、6年生の女の子が「日よけのためにある!」と素晴らしい回答をしてくれました。

そして、さっそく田中さんにお話の進行をバトンタッチすると、まず初めに江戸簾も認定されている「伝統工芸」の話をしてくれました。
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「「伝統工芸」ってなにか知っている?」と田中さんが聞くと、自信なさそうに数名の子から「昔から作っているもの?」という声が!だいたいそのような感じではあるものの・・・

伝統工芸には、
①伝統的な技術で作られていること
②伝統的に使われてきた原材料でできていること
③一定数の作り手がいること
などという条件があるそうで、江戸簾もその1つであることを教えてくれました。
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また、伝統工芸がなぜ原材料の取れない東京で盛んなのかということも
江戸時代にとてもたくさんの人が住んでいたために発展したと教わりました。

そして、いよいよ江戸簾のお話!
江戸簾は、江戸時代から続く技法で作られており、道具も昔から使われているものと変わらない形で作られているそうです。
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実際に竹を切ったり、割ったりする道具も持ってきて見せてくれました。
それから実際に江戸簾を作っている工程を動画で見てみます!

伝統工芸や江戸簾について学んだ後は、実際にコースターづくりに挑戦です。
まずは、田中さんが実演してくれます。
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カタカタカタカタ・・・田中さんがやるととても簡単そうで早いですが、「むずかしそう」と子どもたちからぼそっと声がこぼれます。
でも、田中さんは子どもたちが作るところに一人ひとり教えにきてくれたので子どもたちも安心してとりくめたようです。
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一人ひとりに教えていく。
ということは、自分のところに来るまでは待つ。
ということなのですが、その間も子どもたちには他の人が教わっているのを見ていてもらいました。
すると田中さんから
「みんなは今日初めて簾を見て、コースターを作っているけど、俺は最初は全然作らせてもらえなかった」
「作れない間はなにをしていたのですか」と聞くと、「見ているだけだった。見習いっていうだろ。見て習うことも大切なんだ」

ととても納得のいくお話。
「見習い」の意味を強く実感するお話でした。
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この制作でとても性格がでるな〜と思ったのですが、低学年の子は特になのですが、女の子は慎重にやる子が多い中、男の子は、早さを重視!
最初の田中さんの実演よりも速いスピードでやって、間違えて田中さんに直され、悔し涙を流す男の子もいました!
涙を流しながらも再度編み見直し、スピードも落ちず、よく頑張ったな〜と思います!

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全部編めたら、仕上げの結びを田中さんにやってもらい、左右の余った部分をカットしてもらいます!
このはさみが田中さんにかかるとざくざく切れるのですが、子どもが切ってみるとなかなか固くて切るのが難しい!
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周りをカットしたら完成!
「俺が初めて作ったときよりみんなうまいよ」と職人さんからお褒めの言葉もいただきました。

作ったコースターは一度で2枚できたので、誰かへのプレゼントにするため、みんなにはプレゼントする人へのメッセージカードを書いてもらいました。
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田中さんからも「簾を作るときは、注文を受けてつくる。作る時にはその人がどのようなものを求めているか、どのように作ったら喜んでもらえるかを意識しながら気持ちを込めて作っている」とお話ししてくださったので、
子どもたちにもぜひその気持ちを体験してほしく、誰かへのプレゼントの気持ちを形にしてもらいました。

まだ少し時間があったので、職人さんの衣装を着てみたり、色々な種類の簾を見学しました。
「これは竹だ!」と簾を見て原材料を当てる子もいて驚きです!
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最後に、2回目のコースターづくりにも挑戦し、そこでは、保護者の方にも体験してもらいました。
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すでに、1度実施している子どもたちがお母さんやお父さんに教える姿はなんだか微笑ましかったです。

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2時間で4枚ものコースターを作った子どもたち、「むずかしい!」という子もいれば「簡単!」という子もいましたが、みんな自分なりに楽しんでくれたようです。
最後に田中さんからは
「みんな今、簡単と思った子もいるかもしれないけど、今日みんながやったのは”編む”という1つの工程で、すだれづくりの最後の部分なんだ。それ以外の70%の準備が実は大変なんだ」と教えて頂き、
子どもたちも真剣に話を聞いていました。

そして、「ちゃんとしたものをちゃんと作る」ということを常に心がけ作られていることもお聞きして、職人さんという仕事を体験し、職人さんに出会う貴重な機会となりました。
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田中製錬所の田中さん、補助で来てくださった佐藤さん、参加してくださった子どもたちと保護者の皆さん、運営からご一緒くださったあんしん財団の皆さん、本当にありがとうございました!

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