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【被災地支援】復興アントレプレナー2014in仙台 東京で販売!

企業協働

こんにちは。

アフタースクール88号です。

こちらのブログで報告して参りました、

中高生が起業と小売りを学ぶ、被災地支援のプログラム

『復興アントレプレナー2014』の、

仙台編がいよいよ最終章を迎えました!

 

前日夜に仙台から東京にやってきた子どもたち。

朝8時過ぎにホテルを出発し、まぶしい朝日を浴びながら、

今日の会場へと向かいます。

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会場で、「やばくね?」「おしゃれ・・・」と声を漏らす子どもたち。

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そうです。今日は都内でも一級のマルシェで君たちの選んだ良い品物を販売するんです。

でもしっかりものの子どもたち、

早速準備にとりかかります。やる気に満ちあふれた店長をはじめ、

みんなで協力すれば中学生でもセッティングをテキパキとすすめます。

各チームの醸成された仲間意識を感じます。

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商品を魅力的に見せるには?

「こっちのがいい?」「反対じゃない?」

大人も子どもも話し合いながらアイデアも溢れる、

とても工夫された素敵なレイアウトをしてくれました。

 

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キャッチもいい感じです。

準備がひと段落したところで、全体で再確認の朝礼を行いました。

私、小売業経験がありましたので、こういうの懐かしかったです。

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仙台の良いものを伝える、商品を渡してお金を頂くんだ。

というところから、接客を考えよう。コミュニケーションをとって販売をしよう。

そんな事を伝えました。

 

そして、その後マルシェの全体朝礼がありました。

各ブースの代表者が集まり、出店者名、思い、おすすめ商品を説明しました。

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もちろん各グループの店長にしっかりと発表してもらいました。

あとで聞いたら「緊張した」と言っていました。

大人だって緊張しますよね。責任感の強い店長たちでしたので、

とても良い経験となった事と思います。

他出店者の皆さんも応援する思いで聞いてくださっておりました。

 

いよいよ販売スタート!

お客さん来てくれるかな・・・。

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まずまずの感触!そして、仙台でプログラムをサポートしてくださった、

バークレイズの方もみんなの様子が気になって買いに来てくれました!

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もちろんこどもたちも覚えていて、大喜び!

こういうサプライズ、再び東京で出逢う感覚って、

なんだかとてもいいですよね。胸が熱くなります。

 

ここは赤坂、六本木。外国人の方も買いに来て、

積極的にコミュニケーションをとってきます。

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この方は『ナンデ萩の月デスカ?』と話しかけて来てくださいました。

『仙台ハ私ノ第2ノ故郷デス。昔住ンデイテ、子ドモタチニ英語ヲ教エテイマシタ。

仙台、石巻、松島、五橋・・・トテモ懐カシイデス。』

この子たちとの事前プログラムは全て五橋で行われておりました。

これも素敵な出逢いです。

 

出足は良かったものの、風が冷たくその後客足が伸びません。

少しずつ割引やレイアウトを替える等、各チーム工夫しだしました。

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また、子どもたちがこぞって持って来た仙台の名物曲がりネギ、

『あ、これ昨日NHKでやってたのよ〜。甘みがあるんですってねえ。ちょうど食べたかったのよ。』

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そんな情報も得ました。

子どもたちはすぐさま『TVでもおなじみの曲がりネギありますよ〜』と、

情報を活用します。たくましいですね。

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なかなかに良い調子で売れてきました。

 

また、外国人の方がコミュニケーションをとってくださいます。

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私の中で勝手にポール・ニューマンと呼んでいたこのジェントルおじさまは、

子どもたちに『コノ体験ハ宝ニナル。ガンバッテクダサイヨ。』と

話しかけてくださっていました。

中でも、このがんばって店頭で色々な人に声をかけながら丁寧に販売していた、

女の子に、

『アナタハ素晴ラシイネ。アナタノ笑顔ガ、コノオ客サンヲ呼ンデイマス。

ガンバッテクダサイネ。』

と声をかけてくれたそうです。

この女の子が涙ぐみながら、

『めっちゃ嬉しい。こんな事言われた。』と後で教えてくれました。

 

さあ早いものでいよいよラストスパート!

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子どもたちは利益を考えながら、ギリギリのところでセールに打って出ます。

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売れ残って欲しくない・・・!でも叩き売りはしたくない・・・!

みんな一生懸命頑張りました。

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集計を行い、結果報告はご支援頂いていて会場とご近所の、

バークレイズさん本社オフィスで行います。

ここで一部のスタッフの方、ボランティアさんとはお別れです。

朝からお手伝い頂き本当にありがとうございました!

みんなで伝えます。

 

さあ移動!いざバークレイズさん本社へ!

子どもたちには想像もつかなかった事と思います。

バークレイズ本社は六本木ヒルズ森タワーの31F。

エレベーターで『え?こんなに上がるの?』『うわー耳がつまるー!』と、

話していました。

案内されたお部屋に入ってみるとこの景色!

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特別に景色の良い部屋をご用意頂き、みんなを富士山が出迎えてくれました!

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『え!あれ、富士山!?』『ホンモノ!?』

疲れてた子どもたちのテンションはあっという間にまた沸点へ!

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感動しながら写真を撮りまくっていました。

あと疲れているだろうと、子どもたちに美味しいドーナツも振る舞ってくださいました。

とても素敵なサプライズまで本当にありがとうございます。

 

さて、サプライズの後は振り返りです。

各チームどうだった?と聞くだけで、色々な反省や感想が、

チーム内で行き交います。本当のチームが出来上がっていました。

 

それではいよいよ、結果発表です。

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ご覧頂けましたでしょうか。

見事利益を出したチーム、残念ながら赤字となってしまったチームがありました。

この結果を踏まえ、

 

●工夫した点、良かった点

●難しかった点、良くなかった点

●もしまた出店するとしたらどんな店にしたいか、どんな事をしたいか

 

を各チームで話し合ってもらいました。

子どもたちは疲れていましたが、早速話し合いをはじめてくれて、

まとめてもらいました。

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各チーム店長から発表をしてもらいます。

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工夫した点、良かった点は

『積極的にコミュニケーションをとった』

『レイアウトが最初良くなかったので、途中から変更した』

『笑顔を大切にした』

『良いものが、どう良いのかをきちんと伝えるようにした』

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難しかった点、良くなかった点は

『多く入れすぎてしまっていたり、足りなかったり、仕入れを誤ってしまった』

『お客さんを何度も素通りさせてしまった』

『お客さんを考えた仕入れが出来ていなかった』

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もし次回があるなら、は

『お客様目線で仕入れを行いたい』

『利益を考えた仕入れを行って臨みたい』

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などとても良く考えながら、店舗を運営していたからこその、

意見を聞く事が出来ました。

 

最後に1日目からご参加くださり、この日も朝から応援に駆けつけてくださった、

バークレイズの濱田様より、感想と子どもたちに向けてお話頂きました。

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『とても一生懸命みんなが学んでいる事を見ていたし、

今日また、コミュニケーションをとりながら一生懸命販売をしている姿を見て、

とても嬉しかった。復興アントレプレナーというプログラムを通して、

仕事の楽しさ、大変さ、難しさ色んな事を学んだと思うけれど、

みんなが未来に仕事に就く頃には、今ある仕事ではない新しい仕事がきっと生まれていると思う。

今日経験したアントレプレナーシップを持って、未来の仕事に臨めば、

きっと素敵な事になるのではないかと思う。』

そんな事をお話頂きました。

とても大事なことを、一緒にプログラムに参加した上で、

実際にこのようなオフィスでお仕事されている方から伝えて頂きました。

これも大切な経験です。

 

この後はお休みのオフィスを見学させて頂き、

みんなで記念撮影をし、バークレイズさんとお別れ致しました。

 

子どもたちは東京駅でお土産のお買い物をして、

無事仙台への帰路へと就きました。

 

本プログラムではとても多くの事を子どもたちは学びます。

また、私たち大人もとても多くの事を学びます。

 

このプログラムをはじめる時に、子どもたちに宣言をします。

 

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今、日本には沢山の課題があります。

それを解決するのは私たち現役の大人であり、

子どもたち(次の世代の若者たち)であります。

一緒に解決していくために私たちが知っている事を、

子どもたちに伝える事も、私たちの出来る事だと信じて、

このプログラムをみんなと一緒に行います。

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私たちの宣言を子どもたちがどう、受け止めてくれるのか、

また、このプログラムが彼らになにかを芽生えさせられたのか、

そのきっかけとなる種を生み出せたのか、

その事を常に問いながら、勉強し、今後も続けられたらと思います。

 

また、このプログラムはバークレイズ証券株式会社より、ご支援を頂き、

実施させて頂いております。本当にありがとうございます。

 

さらに、被災地の子どもたちを支援されている、

NPO法人アスイクの皆様にも多大にご協力頂き、実施させて頂いております。

本当にありがとうございます。

 

それに加えて、数多くのボランティアの皆さんにもご支援頂きながら、

実施運営をさせて頂いております。本当にありがとうございます。

 

また新聞に取り上げてくださり、記事で関心を持って頂いたり、

facebookで情報をシェアしてくださったり、

私どもの言葉の届かないところでもご支援を頂いていることを、

ひしひしと感じております。本当にありがとうございます。

この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

本当にありがとうございます。

 

次回は2月に福島の子どもたち、3月に岩手の子どもたちと、

元気にマルシェにやって参ります!

またの応援をどうぞよろしくおねがいいたします!

 

 

 

 

 

 

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