特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール

アフタースクール(一体型施設)で乗り越えるべき課題

アフタースクールを学校に取り入れるには、学校の先生のご理解、場所の確保、人の確保、
活動資金の確保など、様々な課題があります。

学校の先生のご理解

アフタースクールは小学校の施設を利用して行います。そのため、学校の先生のご理解が必要です。ただでさえお忙しい先生方にこれ以上のご負担はかけられません。ですので、「放課後の責任は私たちNPO」と明確に定義して、活動を展開することが必要です。そして、施設を共に使わせていただくからには、「使う前よりもキレイにしてお返しする」というスタンスで臨むことが重要です。はじめは心配そうに見ていた先生方も「学校の教育目標を共に達成するための仲間」というスタンスで信頼関係を築くことで、一緒に子育てするチームになってくれると思います。だって、みんな子どもの味方なのですから。

場所の確保

学校に放課後の施設を作る上で、まず確保しなければならないのが拠点となる教室(アフタールーム)です。学校の余裕教室があればいいのですが、それが十分にない場合も多くあります。しかし諦めてはいけません。
「余裕教室は作りだすもの」です。日中は別のことに使って、放課後と長期休暇だけ使うのでも構いません。学童保育の基準となっている1人あたり1.65㎡を目途に子どもたちの人数に合わせて教室を確保することが必要です。
アフタースクールでは、様々な場所で活動しますので、1つの部屋に子どもが集中する時間は意外と多くありません。

例えば

(低学年40人、中高学年60人、合計100人が来る場合)

低学年中高学年

低学年授業終了、アフタースクール開始

低学年40人が登校

アフタールーム:40人(必要面積66㎡)

低学年

・受付
・宿題(可能ならば図書室等で)
・おやつ
※中高学年は授業中なので部屋で過ごす

中高学年授業終了、アフタースクール開始

中高学年60人が登校

  • アフタールーム:40人
    (低学年10人+中高学年30人)

  • 図書室等で宿題:30人
    (中高学年30人)

  • グラウンド・体育館・特別教室:30人
    (低学年30人)

低学年

・グラウンド・体育館等で自由遊び
・プログラム

中高学年

・受付
・おやつ(半分ずつ)
・宿題(半分ずつ、図書室等別部屋で)
※おやつと宿題を半分ずつ交代で(宿題がなくても学習を毎日行います)

低学年一次下校 ※安全のため、集団で下校(学童対象の子はアフタールームへ)

中高学年は遊び or プログラム

  • アフタールーム:30人
    (低学年20人+中高学年10人)

  • グラウンド・体育館・特別教室:50人
    (中高学年50人)

低学年二次下校 ※安全のため、集団で下校

中高学年一次下校 ※安全のため、集団で下校(学童対象の子はアフタールームへ)

  • アフタールーム:20人
    (低学年10人+中高学年10人)

全員最終下校(17:30以降は原則お迎え)

学校の施設を活用していけば、上記ケースでは拠点となる部屋は1部屋で可能です。
ポイントは「学校施設の徹底活用」です。
知恵と工夫で余裕教室を作り出し、また宿題やプログラムなどの部屋を使わせていただければ、
子どもたちが過ごせる場所を確保出来ると考えます。
大切なのは出来ない理由を挙げることではなく、「どうしたら出来るか」と考えることです。
どなたかに譲っていただかなければならないかもしれません。
みんなで「子どもたちのために」と考えることが重要です。

人の確保

学校で一体型の放課後の施設を運営し、そして学童保育としての質もしっかりと確保する。そのためには、人手が確保できていることが重要です。子どもたちを見守ってくれたり、市民先生として参加いただいたり、おやつを作ってくださったり、あるいは保護者の方の相談に乗ってくださるような先輩ママなどもいるといいですね。多くの皆様のボランタリーな力を集めることが必要で、これはNPOが最も力を発揮できる分野でもあります。信頼される団体として多くの方の力を集めましょう。子どもたちのことを手伝いたいと思っている方は決して少なくありません。

活動資金の確保

しっかりと責任ある活動を行い続けるためには一定の資金が必要です。残念ながら現在の日本の小学生の放課後における各団体の財政状況は潤沢とは言えません。アメリカでは、充実したアフタースクールの多くが市の公的資金で運営されています。それだけ必要性が市民に理解されているのです。日本もそうなることを願っておりますが、それだけを期待していてもいけません。私たちも色々な手段で活動資金を助けてもらえるよう努力することが必要です。

寄付

活動資金確保のために地域や社会全体から寄付を提供していただくことが重要です。
寄付は黙っていてもなかなか集まりません。しっかりと必要性を訴えていくことが重要です。

今すぐ寄付する

子どもたちの成長の報告

活動を応援いただくために必要なことは、
透明性のある信頼出来る団体であることはもちろんですが、「報告」が重要だと思います。
特に報告するのは「子どもたちの成長」です。子どもたちの成長した姿を見ていただき、感謝の気持ちを表現すること。
例えば私たちは年度の終わりに発表会をしています。家が出来たら完成披露会に地域の方を招きます。
そのような積み重ねが大事だと思います。

このような課題はありますが、私たち放課後NPOは今まで様々な学校や保護者の方々と一緒に乗り越えてきました。
是非私たちと一緒に「子どもたちのための放課後」を地域の皆様と共に作っていきましょう!!

ご興味のある学校関係者の方・行政の皆様はぜひお問い合わせください!

お問い合わせ